支塁しるい)” の例文
高坂こうさか室賀むろがの精兵、およそ二千ほど残って、かたく城を制し、さらに、城の西山にも監視隊がおるらしく、附近の支塁しるいとび山のあたりへかけ、概数一千余の兵がひそんでおるやに考えられます
新書太閤記:05 第五分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
鷹之尾たかのお、八幡山などの、敵の支塁しるいも、夕靄ゆうもやにつつまれていた。
新書太閤記:06 第六分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)