“擦音”の読み方と例文
読み方割合
さつおん100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
その幾度めかに、五六羽の小鳥が、鳴きながら二人の頭上を飛び去った。口笛の短い擦音さつおんに似た鳴き声であった。
おごそかな渇き (新字新仮名) / 山本周五郎(著)
声とともにかすかな擦音さつおんが弥生の耳へ伝わるのだった。
丹下左膳:01 乾雲坤竜の巻 (新字新仮名) / 林不忘(著)