操縦そうじゅう)” の例文
旧字:操縱
“私の操縦そうじゅうする人造人間部隊を、いくら博士の器械で爆破しようと思っても、それはだめです。これは、博士の望んでいらるるようなB型人造人間ではないのです”
人造人間の秘密 (新字新仮名) / 海野十三(著)
自分だけ母のちがうという事を常に心においているせいもあろうが、よく身近の侍女こしもとたちを操縦そうじゅうし、今の母の機げんを損なわず、妹たちからも、姉君として尊敬をうけている。
源頼朝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
自由自在に忙がしい短時間の間に操縦そうじゅうして退けた。
明暗 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
モコウのたくみな操縦そうじゅうでボートが岸についた。
少年連盟 (新字新仮名) / 佐藤紅緑(著)
と先生は生徒を自在に操縦そうじゅうする。
苦心の学友 (新字新仮名) / 佐々木邦(著)
つまり電波による操縦そうじゅうで浚渫機を動かすんだ。これだけのものを、あの人形は持っていたと思う
鞄らしくない鞄 (新字新仮名) / 海野十三(著)
それは小型の潜水艇せんすいていであった。二人で操縦そうじゅうのできる豆潜まめせんなのであった。
恐竜艇の冒険 (新字新仮名) / 海野十三(著)