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振舞酒
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ふるまいざけ
ふりがな文庫
“
振舞酒
(
ふるまいざけ
)” の例文
お念仏を
称
(
とな
)
えるもの、お
札
(
ふだ
)
を頂くものさえあったが、母上は出入のもの一同に、
振舞酒
(
ふるまいざけ
)
の用意をするようにと、こまこま云付けて居られた。
狐
(新字新仮名)
/
永井荷風
(著)
振舞酒
(
ふるまいざけ
)
の余勢で
巻舌
(
まきじた
)
をつかってみましたが、からきり物になりません。提灯を切り落されると地面に
突伏
(
つっぷ
)
して
大菩薩峠:01 甲源一刀流の巻
(新字新仮名)
/
中里介山
(著)
ある正月の
宵
(
よい
)
どこかで
振舞酒
(
ふるまいざけ
)
を浴びて帰って来て、父の前へ長さ三寸ばかりの赤い
蟹
(
かに
)
の足を置きながら平伏して、
謹
(
つつし
)
んで北海の珍味を献上しますと云ったら
行人
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
事件のあった
翌
(
あく
)
る日の昼頃、係り同心が町役人と一緒に引揚げた後で、お市の死体は奥の一と間へ寝かし、
三輪
(
みのわ
)
の万七という顔の古い御用聞が、二人の子分と、
振舞酒
(
ふるまいざけ
)
に酔って
銭形平次捕物控:021 雪の精
(新字新仮名)
/
野村胡堂
(著)
振
常用漢字
中学
部首:⼿
10画
舞
常用漢字
中学
部首:⾇
15画
酒
常用漢字
小3
部首:⾣
10画
“振舞”で始まる語句
振舞
振舞膳