“振粛”の読み方と例文
読み方割合
しんしゅく100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
野球試合のときどんな難戦におちいってもかれはマスクをぬぎ両手をあげて「しっかりやれよ」と叫ぶと、三軍の元気にわかに振粛しんしゅくするのであった。
ああ玉杯に花うけて (新字新仮名) / 佐藤紅緑(著)
「臣を封じて、大都督とし給うたのは、あなたではございませんか。今、それがしが軍紀の振粛しんしゅくを断行するに当って、その大王ご自身が、軍法をおやぶりになるとは何事ですか」
三国志:10 出師の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
全校の風紀を振粛しんしゅくしなければなりません。
坊っちゃん (新字新仮名) / 夏目漱石(著)