“振回”の読み方と例文
読み方割合
ふりかへ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
『さう言へばさうですな。』と背の高い雀部も振回ふりかへつた。『和服が三人に洋服が二人、飲酒家さけのみが二人に飲まずが三人。ははは。』
(新字旧仮名) / 石川啄木(著)
『貴方が女だつたら、…………………………』四五間先にゐた目賀田が振回ふりかへつた。『……飲酒家さけのみの背高の赤髯へ、…………………………』
(新字旧仮名) / 石川啄木(著)
多吉は後にいて来る松子を振回ふりかへつて言つた。
(新字旧仮名) / 石川啄木(著)