“指顧”の読み方と例文
読み方割合
しこ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
方略の第二段に襲撃を加へることにしてある大阪富豪の家々は、北船場きたせんばむらがつてゐるので、もうことごと指顧しこあひだにある。
大塩平八郎 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)
家全体は、指顧しこの遠さで見た時にさうであつた如く、目の前に置かれて見ても、茂るにまかせた樹々の枝のなかに埋められて、茂るにまかせた草の上に置かれてあつた。
その頂上へ登るとストックホルムとその近郊は指顧しこのうちだ。
踊る地平線:05 白夜幻想曲 (新字新仮名) / 谷譲次(著)