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拮据
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きっきょ
ふりがな文庫
“
拮据
(
きっきょ
)” の例文
氏は
拮据
(
きっきょ
)
十余年かれの仕事に没頭して、千数百枚にのぼる『循環論証の哲理』と、約六百余枚にわたる『錯覚自我説』と更に驚くべき創作とを完成させていたことを知ったのである。
錯覚自我説
(新字新仮名)
/
辻潤
(著)
それ、余がこのことに
拮据
(
きっきょ
)
するや、ここに十年の星霜を経過すといえども、生来才学拙劣、究索その功を見ず。これに加うるに近年業務多端、もっぱら力をその一事に尽くすあたわず。
妖怪学講義:02 緒言
(新字新仮名)
/
井上円了
(著)
既にその徳川氏の
支
(
ささ
)
うべからざるを識りたるに拘らず、なお
拮据
(
きっきょ
)
経営、あるいは陸軍を整頓し、あるいは製鉄所、造船所を設け、あるいはまた国債を募り、これを以て一挙諸強藩を平げ
吉田松陰
(新字新仮名)
/
徳富蘇峰
(著)
得テ年来ノ宿望漸ク将ニ成ラントスルヲ
欣
(
よろこ
)
ビ奮ツテ自ラ其説文ヲ起コシ其図面ヲ描キ
拮据
(
きっきょ
)
以テ日ニ其業ニ従ヘリ而シテ其書タル精ヲ極メ
微
(
び
)
ヲ
闡
(
ひら
)
キ以テ本邦今日日新学術ノ精華ヲ万国ニ発揚スルニ足ルベキモノト為サント欲スルニ在ルヲ以テ之ヲ
済
(
な
)
ス必ズヤ此ニ幾十載ノ星霜ヲ費ス可ク其間日夜
孳々
(
しし
)
事ニ之レ従ヒ其精神ヲ
抖擻
(
とそう
)
シ其体力ヲ
牧野富太郎自叙伝:01 第一部 牧野富太郎自叙伝
(新字新仮名)
/
牧野富太郎
(著)
拮
漢検1級
部首:⼿
9画
据
常用漢字
中学
部首:⼿
11画
“拮据”で始まる語句
拮据勉励