しつこ)” の例文
山の上では、また或る日しつこ麦藁むぎわらき始めた。彼は暇をみて病室を出るとその火元の畠の方へいってみた。すると、青草の中で、かまいでいた若者が彼を仰いだ。
花園の思想 (新字新仮名) / 横光利一(著)