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押取
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おっとり
ふりがな文庫
“
押取
(
おっとり
)” の例文
渠
(
かれ
)
ら、お沢を
押取
(
おっとり
)
込めて、そのなせる事、神職の
言
(
げん
)
の如し。両手を
扼
(
とりしば
)
り、腰を押して、
真
(
ま
)
正面に、
看客
(
かんかく
)
にその姿を露呈す。——
多神教
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
重
(
かさね
)
て、士の道に
無
二
勝負
一
しょうぶなく
して首
取無
レ
法
とるほうなく
槍を合せ運を天に任せん、と申ければ、げに誤りたりと槍
押取
(
おっとり
)
、床机の上に
居直
(
いなおり
)
もせず、二三槍を
合
(
あわせ
)
、槍を
捨
(
すて
)
、士の道は是迄也。
大阪夏之陣
(新字新仮名)
/
菊池寛
(著)
と叫びて八蔵が、鉄棒を
押取
(
おっとり
)
直すを、泰助ははったと睨め付け
活人形
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
押
常用漢字
中学
部首:⼿
8画
取
常用漢字
小3
部首:⼜
8画
“押取”で始まる語句
押取刀
押取巻
押取囲
押取籠