抵當ていたう)” の例文
新字:抵当
その取始とつぱじめつかまつたのはわたくしだが、いくら蒙古王もうこわうだつて、いくらひろ土地とち抵當ていたうにするつたつて、蒙古もうこ東京とうきやうぢや催促さいそくさへ出來できやしませんもの。
(旧字旧仮名) / 夏目漱石(著)
「え、亡くなつた父さんが、旦那樣からお金を借りたんです。證文に私が抵當ていたうとやらに入つてゐたさうで——」