“抜作”の読み方と例文
旧字:拔作
読み方割合
ぬけさく100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
夜をこめてこっそり官木を間引くなんてこともありそうだが、いくらはずみがついたからといって、のんきらしく歌拍子をいれる抜作ぬけさくもあるまい。
生霊 (新字新仮名) / 久生十蘭(著)
「なにが実はだ、この野郎、少し抜作ぬけさくとみえるわえ、さあさあ向う河岸へ渡んな、向う河岸へ」
鳴門秘帖:06 鳴門の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
(なっちょらん。貴様は、駄目じゃ。——大馬鹿、阿呆、抜作ぬけさく、唐変木、兵六玉ひょうろくだま、低能……)
花と龍 (新字新仮名) / 火野葦平(著)