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投出
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はふりだ
ふりがな文庫
“
投出
(
はふりだ
)” の例文
回向
(
ゑかう
)
するやうな持主の目は種牛から離れなかつた。種牛は
最早
(
もう
)
足さへも切離された。牧場の草踏散らした
双叉
(
ふたまた
)
の
蹄
(
つめ
)
も、今は小屋から土間の方へ
投出
(
はふりだ
)
された。
破戒
(新字旧仮名)
/
島崎藤村
(著)
学校から帰へつて、蓮華寺の二階へ上つた時も、風呂敷包をそこへ
投出
(
はふりだ
)
す、羽織袴を脱捨てる、直に丑松は畳の上に倒れて、
放肆
(
ほしいまゝ
)
な絶望に
埋没
(
うづも
)
れるの外は無かつた。
破戒
(新字旧仮名)
/
島崎藤村
(著)
投
常用漢字
小3
部首:⼿
7画
出
常用漢字
小1
部首:⼐
5画
“投”で始まる語句
投
投網
投込
投遣
投函
投錨
投首
投掛
投扇興
投身