“承平”の読み方と例文
読み方割合
しょうへい100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
懊悩おうのうのまま年は暮れたが、年もあらたまって、承平しょうへい二年の正月を迎えるとともに、将門は、翻然ほんぜんと考えた。それに似た誓いを独り胸にたたんだ。克己こっきである。馬鹿になろう、馬鹿になろう、である。
平の将門 (新字新仮名) / 吉川英治(著)