打振うちふり)” の例文
打振うちふり否々いや/\に非ず夫等それら火光くわくわう人氣にんき和融くわゆうなれば自然しぜんとそらへ丸くうつるべきに今彼光は棒の如くとがりて映れり彼人氣じんき勇烈ゆうれつを含むの氣にて火氣と云ひ旁々かた/″\我々を召捕んとて出口々々を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
両手に一挺のくわを掴んで打振うちふりながら、煉瓦塀に並行した長い畑を二半ほど耕しておりますが、しかしその体躯からだを見ますと御覧の通り、腕も、すねも生白くて、ホッソリ致しておりまするのみならず
ドグラ・マグラ (新字新仮名) / 夢野久作(著)