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手嚴
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てきび
ふりがな文庫
“
手嚴
(
てきび
)” の例文
新字:
手厳
しやしやり出るお勝、清左衞門に
手嚴
(
てきび
)
しくやられて、
虔
(
つゝ
)
ましく塗り隱した野性が彈き出されたのでせう、今にも飛びかゝりさうな氣組です。
銭形平次捕物控:035 傀儡名臣
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
私の名刺が一枚、
卓子
(
テエブル
)
の上に置いてあつたので、これが目につくと私の名が二人の間に持ち出されましたが、二人共に私を
手嚴
(
てきび
)
しくやつゝけるだけの機智や精力の持合せはありやあしない。
ジエィン・エア:02 ジエィン・エア
(旧字旧仮名)
/
シャーロット・ブロンテ
(著)
遠廻しながらかなり
手嚴
(
てきび
)
しく、お菊を殺したのは、繼母のお加奈に違ひないと、繰返し繰返し言ふのでした。
銭形平次捕物控:230 艶妻伝
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
金三郎のやることが
手嚴
(
てきび
)
しいので、旗野丹後守のところに奉公にやられてゐるお比奈さんは、どうしたものかと、フラフラと相談に來たが、思ひ直して逃げて歸つたんだらう。
銭形平次捕物控:226 名画紛失
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
恐らく最後まで言はない方が、
脅
(
おど
)
かしはぐつと
手嚴
(
てきび
)
しく響くことを心得た爲でせう。
銭形平次捕物控:330 江戸の夜光石
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
▼ もっと見る
今日は、なか/\
手嚴
(
てきび
)
しいな、お前も。だが、考へて見るが宜い、佐野松が死んで、三七日も經たないうちに、お葉はもう次の男を引摺り込んで、あんなことをしてゐるぢやないか。
銭形平次捕物控:314 美少年国
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
「フーム、それは
手嚴
(
てきび
)
しいな。兎も角死んだ人間だ、惡口を言つちや濟むめえ」
銭形平次捕物控:290 影法師
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
「天罰にしちや
手嚴
(
てきび
)
しいね」
銭形平次捕物控:110 十万両の行方
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
「
手嚴
(
てきび
)
しいな」
銭形平次捕物控:290 影法師
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
手
常用漢字
小1
部首:⼿
4画
嚴
部首:⼝
20画
“手”で始まる語句
手
手拭
手前
手巾
手繰
手許
手向
手綱
手際
手燭