“戯口”の読み方と例文
読み方割合
ざれぐち100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
あいつが笑つてるところを見ると何か可笑しい戯口ざれぐちを叩いてやがるのに違ひない。だが彼女あいつはしよつちゆう笑つてゐる女だて。
戯口ざれぐち叩きながらぶらついた。
血煙天明陣 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
薄羅紗の長上衣スヰートカのうへから銀絲で刺繍をした帯をしめ、口に煙管パイプをくはへたまま、女たちにむかつて媚びるやうな踊り方をしながら、ときどき戯口ざれぐちをきいた。