戎軒じゅうけん)” の例文
中原ちゅうげん、また鹿をうて、筆を投げすてて戎軒じゅうけんを事とす。縦横のはかりごとらざれども、慷慨こうがいの志はお存せり。つえいて天子にえっし、馬を駆って関門をず。
(新字新仮名) / 富田常雄(著)
たちまち経済書を廃して兵書を読み、筆を投じて戎軒じゅうけんを事とするの念を発すべし。
学問の独立 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)
あるいは筆を投じて戎軒じゅうけんを事とするあり、あるいは一書生たるをみて百夫の長たらんとするあり、あるいは農を廃して兵たる者あり、商を転じて士たる者あり、士を去りて商を営む者あり。
中元祝酒の記 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)