“懸連”の読み方と例文
読み方割合
かけつら100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
甘寧かんねいを先手に、蒋欽しょうきん韓当かんとうを左右の両翼に、夜の四更に兵糧をつかい、五更に船陣を押しすすめ、弩弓どきゅう、石砲を懸連かけつらねて、「いざ、来れ」と、待ちかまえていた。
三国志:07 赤壁の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
闘艦=これは最もおおきくまた堅固にできている。艦の首尾には石砲せきほうを備えつけ、舷側には鉄柵てっさくが結いまわしてある。また楼には弩弓どきゅう懸連かけつらね、螺手らしゅ鼓手が立って全員に指揮合図を下す。
三国志:07 赤壁の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)