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懸橋
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かけはし
ふりがな文庫
“
懸橋
(
かけはし
)” の例文
夜毎の月も數へ盡して、
圓
(
まどか
)
なる影は二度まで見たるに、身の願の滿たん日は何れの頃にや。頼み甲斐なき
懸橋
(
かけはし
)
よ
滝口入道
(旧字旧仮名)
/
高山樗牛
(著)
信濃の国司に藤原陳忠という男があったが、任を果して京へ帰ることとなり深山を越えて行くと、
懸橋
(
かけはし
)
の上で馬が足をすべらして諸共に谷底へ落ちてしまった。
土の中からの話
(新字新仮名)
/
坂口安吾
(著)
都慣
(
みやこな
)
れぬ身には只〻胸のみ驚かれて、何と答へん
術
(
すべ
)
だに知らず、其儘心なく打ち過ぐる程に、雲井の月の
懸橋
(
かけはし
)
絶
(
た
)
えしと思ひてや、心を寄するものも漸く
尠
(
すくな
)
くなりて
滝口入道
(旧字旧仮名)
/
高山樗牛
(著)
懸
常用漢字
中学
部首:⼼
20画
橋
常用漢字
小3
部首:⽊
16画
“懸”で始まる語句
懸
懸念
懸想
懸隔
懸崖
懸合
懸命
懸引
懸物
懸値