“懐愛”の読み方と例文
読み方割合
なつか100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
吉里の眼もまず平田に注いだが、すぐ西宮を見て懐愛(なつか)しそうににッこり笑ッて、「兄さん」と、裲襠(しかけ)を引き摺ッたまま走り寄り、身を投げかけて男の肩を抱(いだ)いた。
今戸心中 (新字新仮名) / 広津柳浪(著)
承知はしたけれども、心は平田とともに平田の故郷(くに)に行くつもりなのである——行ッたつもりなのである。けれども、別離(わかれ)て見れば、一しょに行ッたはずの心にすぐその人が恋しく懐愛(なつか)しくなる。
今戸心中 (新字新仮名) / 広津柳浪(著)