カヽ)” の例文
此に就ては、芸州三原ミハラの祭礼に、神は山上より降り来り給ひ、祭りの間おはします家を神主にカヽつて宣らせ給ふと信ずる風習は、甚多くの暗示を含んでゐる。
髯籠の話 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
神、人にカヽつて、自身の來歴を述べ、種族の歴史・土地の由緒などを陳べる。皆、巫覡の恍惚時の空想には過ぎない。併し、種族の意向の上に立つての空想である。