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慰撫
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なだ
ふりがな文庫
“
慰撫
(
なだ
)” の例文
「この
娘
(
こ
)
は、まあ、妙な娘だぞい。お嫁さんの話を聞いて
哀
(
かな
)
しく成るような者が
何処
(
どこ
)
にあらず」とお種は娘を
慰撫
(
なだ
)
めるように。
家:01 (上)
(新字新仮名)
/
島崎藤村
(著)
「あなた今夜は昂奮している」と自分は
慰撫
(
なだ
)
めるごとく云った。
行人
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
と三吉は
慰撫
(
なだ
)
めるように言って、そこに泣倒れたお雪を助け起した。
郵便函
(
ポスト
)
は共同の掘井戸近くに在った。三吉は妻を連れて、その手紙を出しながら一緒にそこいらを歩いて来ようと思った。
家:01 (上)
(新字新仮名)
/
島崎藤村
(著)
三千代は声を
立
(
た
)
てゝ泣いた。代助は
慰撫
(
なだ
)
める様に
それから
(新字旧仮名)
/
夏目漱石
(著)
と
慰撫
(
なだ
)
めるように言いながら、高瀬は子供を連れて入口の庭へ入った。そこには畠をする
鍬
(
くわ
)
などが
隅
(
すみ
)
の方に置いてある。お島は
上
(
あが
)
り
框
(
かまち
)
のところに腰掛けて、二番目の女の児に乳を呑ませていた。
岩石の間
(新字新仮名)
/
島崎藤村
(著)
▼ もっと見る
代助は
慰撫
(
なだ
)
める様に
それから
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
“慰撫”の意味
《名詞》
なだめ、安心させること。慰め、いたわること。
(出典:Wiktionary)
慰
常用漢字
中学
部首:⼼
15画
撫
漢検準1級
部首:⼿
15画
“慰撫”で始まる語句
慰撫的