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慚死
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ざんし
ふりがな文庫
“
慚死
(
ざんし
)” の例文
我に
愧
(
は
)
ずる所なきのみならず、往々
上乗
(
じょうじょう
)
に
位
(
くらい
)
して、かの婦人の
能
(
よ
)
くせざる所を能くし、その堪えざる所に堪え、彼をして
慚死
(
ざんし
)
せしむるものさえ少なからず。
日本男子論
(新字新仮名)
/
福沢諭吉
(著)
かの不貞無節なるお
転婆
(
てんば
)
を事実の上において
慚死
(
ざんし
)
せしめん事を希望します。
坊っちゃん
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
彼
(
か
)
の非道横着にして、人を
虐
(
しいた
)
げ世を逆して、
自
(
みず
)
から
慚死
(
ざんし
)
する
能
(
あた
)
わざる者の如きは、これ良心の
麻痺
(
まひ
)
病に
罹
(
かか
)
りたるなり、彼らが大胆は強盗殺人者の大胆なり、未だ剛勇を以て許すべからざるなり。
吉田松陰
(新字新仮名)
/
徳富蘇峰
(著)
“慚死”の意味
《名詞》
恥ずかしく思い死ぬこと。
死ぬほど恥ずかしく思うこと。
(出典:Wiktionary)
慚
漢検1級
部首:⼼
14画
死
常用漢字
小3
部首:⽍
6画
“慚”で始まる語句
慚愧
慚
慚悔
慚色
慚恚
慚憤
慚改
慚汗
慚謝
慚愧心