トップ
>
慈眼
>
じがん
ふりがな文庫
“
慈眼
(
じがん
)” の例文
慈眼
(
じがん
)
を垂れた菩薩の顔は、少し離して眺めると、三十二相ことごとく具備して、めでたくも気高き限りです、肩から胸へ流れる線の清らかさ。
銭形平次捕物控:134 仏師の娘
(新字新仮名)
/
野村胡堂
(著)
仏像の眼を思わせるようなその
慈眼
(
じがん
)
と、清潔であたたかい血の色を浮かしたその
豊頬
(
ほうきょう
)
とに、まず心をひきつけられ、さらに、
透徹
(
とうてつ
)
した理知と燃えるような情熱とによって語られるその
言々句々
(
げんげんくく
)
に
次郎物語:05 第五部
(新字新仮名)
/
下村湖人
(著)
慈眼
(
じがん
)
めぐらし
数珠
(
じゆず
)
操
(
く
)
りて
全都覚醒賦
(新字旧仮名)
/
北原白秋
(著)
頬冠りを取り、褞袍を
剥
(
は
)
ぐと、中から現われたのは、
鑿
(
のみ
)
の香も尊く、
慈眼
(
じがん
)
を垂れた大師の尊像ではありませんか。
銭形平次捕物控:096 忍術指南
(新字新仮名)
/
野村胡堂
(著)
“慈眼”の意味
《名詞》
慈眼(じげん、じがん)
仏や菩薩が衆生を慈悲の心でみる眼。
(出典:Wiktionary)
慈
常用漢字
中学
部首:⼼
13画
眼
常用漢字
小5
部首:⽬
11画
“慈眼”で始まる語句
慈眼視衆生
慈眼寺
慈眼房
慈眼大師
慈眼房叡空