“慈母(おッか)” の例文
「先刻(さっき)突然(いきなり)這入ッて来て、今朝慈母(おッか)さんがこうこう言ッたがどうしようと相談するから、それから昨夜(ゆうべ)慈母さんが言た通りに……」
浮雲 (新字新仮名) / 二葉亭四迷(著)
時機到来……今日こそは、と領(えり)を延ばしているとも知らずして帰ッて来たか、下女部屋の入口で「慈母(おッか)さんは?」と優しい声。
浮雲 (新字新仮名) / 二葉亭四迷(著)
「フフンそんなに宜きゃア慈母(おッか)さんお做(し)なさいな。人が厭だというものを好々(いいいい)ッて、可笑しな慈母さんだよ」
浮雲 (新字新仮名) / 二葉亭四迷(著)