愛笛あいてき)” の例文
小高いおかの上にたって、その愛笛あいてきを頭上にたかくささげ、部下のうごきからひとみをはなたずにいた彼女のすがたは、地上におりた金星の化身けしんといおうか、富士の女神めがみとたとえようか
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)