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愛慾
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あいよく
ふりがな文庫
“
愛慾
(
あいよく
)” の例文
が、守人の心中には、浮世のあらしよりも、今夜の雨風よりも烈しい、大きな
渦
(
うず
)
がまいていた。近寄る人をまき込まずにはおかない
愛慾
(
あいよく
)
の
鳴門
(
なると
)
だ。
つづれ烏羽玉
(新字新仮名)
/
林不忘
(著)
里人のかたるを聞けば、汝
一旦
(
ひとたび
)
の
愛慾
(
あいよく
)
に
心神
(
こころ
)
みだれしより、
忽
(
たちま
)
ち鬼畜に
一二五
堕罪
(
だざい
)
したるは、あさましとも
哀
(
かな
)
しとも、
一二六
ためしさへ
希
(
まれ
)
なる
悪因
(
あくいん
)
なり。
雨月物語:02 現代語訳 雨月物語
(新字新仮名)
/
上田秋成
(著)
それは
愛慾
(
あいよく
)
に就て子供ではないという意味ではなく、私たちは大島敬司という男にだまされて変な雑誌に関係していたので、大島に対する怒りの言葉であったが
二十七歳
(新字新仮名)
/
坂口安吾
(著)
これは少しも今の私の
愛慾
(
あいよく
)
を静めてはくれませんでした。
痴人の愛
(新字新仮名)
/
谷崎潤一郎
(著)
上
楞厳呪文
(
りょうごんじゅもん
)
の功も見えぬ
愛慾
(
あいよく
)
風流仏
(新字新仮名)
/
幸田露伴
(著)
▼ もっと見る
嗚呼
愛慾
(
あいよく
)
と、
驕樂
(
けうらく
)
と
春鳥集
(旧字旧仮名)
/
蒲原有明
(著)
“愛慾”の意味
《名詞》
(仏教)物等に愛著をもち執着すること。
(出典:Wiktionary)
“愛慾”の解説
愛慾(あいよく)は、武者小路実篤による戯曲。1926年1月の『改造』第八巻一号に掲載される。同年3月には単行本『愛慾』が改造社より刊行された。
(出典:Wikipedia)
愛
常用漢字
小4
部首:⼼
13画
慾
漢検準1級
部首:⼼
15画
“愛慾”で始まる語句
愛慾流転