愚弟ぐてい)” の例文
それは、わたくしに近ごろまで栄三郎とか申す愚弟ぐていがひとりあるにはありましたが、ただいまではあるやむなき事情のために勘当かんどう同様になっておりまして、言わばそれがしとは赤の他人。
丹下左膳:01 乾雲坤竜の巻 (新字新仮名) / 林不忘(著)
「御賢兄々々と言うなよ。僕が如何にも愚弟ぐていのように聞えるじゃないか」
ぐうたら道中記 (新字新仮名) / 佐々木邦(著)