“ぐてい”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
愚弟50.0%
倶胝25.0%
虞廷25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「御賢兄々々と言うなよ。僕が如何にも愚弟ぐていのように聞えるじゃないか」
ぐうたら道中記 (新字新仮名) / 佐々木邦(著)
倶胝ぐてい和尚は指をて、趙州じょうしゅう和尚はかしわの樹を指さしたということだから、慢心和尚がああして幽霊のような手つきをして、自分の円い頭を辷らしているところに
大菩薩峠:15 慢心和尚の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
抽斎は日常宋儒のいわゆる虞廷ぐていの十六字を口にしていた。の「人心惟危じんしんこれあやうく道心惟微どうしんこれびなり惟精惟一これせいこれいつ允執厥中まことにそのちゅをとる」の文である。かみの三教帰一の教は即ちこれである。
渋江抽斎 (新字新仮名) / 森鴎外(著)