トップ
>
惡寒
>
をかん
ふりがな文庫
“
惡寒
(
をかん
)” の例文
新字:
悪寒
周三は、よれ/\の
袷
(
あはせ
)
の裾下から現はした細い脚をひよろつかせながら、首を縮めて歩いてゐた。おきみは、からだの中に
惡寒
(
をかん
)
を感じながら、胸を顫はして歩いてゐた。
天国の記録
(旧字旧仮名)
/
下村千秋
(著)
而ると何といふことは無く其所らが怖ろしくなつて、
微
(
かすか
)
な
惡寒
(
をかん
)
が
身裡
(
みうち
)
に
戰
(
そよ
)
いで來る。
平民の娘
(旧字旧仮名)
/
三島霜川
(著)
夕方、外から見たときは、男を呼び込む女の聲が、
惡寒
(
をかん
)
を感じたほど哀れな悲鳴にきこえたが、かうして内から覗いて見ると、窓先を群がり過ぎる男共が、一種奇怪な原始動物に見えた。
天国の記録
(旧字旧仮名)
/
下村千秋
(著)
惡
部首:⼼
12画
寒
常用漢字
小3
部首:⼧
12画
“惡”で始まる語句
惡
惡戯
惡戲
惡口
惡企
惡魔
惡漢
惡者
惡人
惡巧