恐々おずおず)” の例文
プラスビイユの前に現われたのはクラリス・メルジイのみならず、その背後うしろには古ぼけた七ツ下りのフロックを着けた紳士が恐々おずおずと随いて来た。
水晶の栓 (新字新仮名) / モーリス・ルブラン(著)
奥様が御気色ごきしょくの悪い日には旦那様はそっと御部屋へ行って、恐々おずおず御傍へ寄りながら
旧主人 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)