恋死こいじに)” の例文
旧字:戀死
一首の意は、恋死こいじにをするなら、勝手にせよというつもりで、あの恋しい女はおれの家の門を素通りして行くのだろう、というのである。
万葉秀歌 (新字新仮名) / 斎藤茂吉(著)
みずあわに浮んでいるこまかい砂の如くに、恋死こいじにもせずに果敢はかなくも生きているのか、というので、物に寄せた歌だから細砂のことなどを持って来たものだろうとおもうが
万葉秀歌 (新字新仮名) / 斎藤茂吉(著)