“怪竜”の読み方と例文
読み方割合
かいりゅう100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
一列の歯に似て先のとがった鉄棒の格子こうしがついてるさまは、その痛ましい街路の中にあって、あたかも地獄の気を人間に吹きかける怪竜かいりゅうの口かと思われた。
昔最初の人類は、怪物が過ぎ行くのを恐怖に震えながら眼前に見た、水の上にうなりゆく怪蛇かいだを、火を吐く怪竜かいりゅうを、わしの翼ととらつめとをそなえてかける空中の怪物たるグリフォンを。
吾人は怪蛇かいだを制御した、それを汽船という。吾人は怪竜かいりゅうが制御した、それを機関車という。吾人はまさにグリフォンを制御せんとしている、既に手中に保っている、それを軽気球という。