“怨府”の読み方と例文
読み方割合
えんぷ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
彼が将来の外患を予測して、沈酔の社会を鞭撻(べんたつ)せんとす、その怨府(えんぷ)となるまた宜(う)べならずや。
吉田松陰 (新字新仮名) / 徳富蘇峰(著)
神尾主膳は、あれだけでは飽き足らないで、あらゆる流言を放ってこの機会に、駒井能登守というものを士民の間の憎悪(ぞうお)と怨府(えんぷ)とにしてしまおうという策略のように見えました。
大菩薩峠:15 慢心和尚の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
衆庶の怨府(えんぷ)となった水野越前守忠邦(ただくに)はこの年の二月に老中の職を免ぜられたのである。
下谷叢話 (新字新仮名) / 永井荷風(著)