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念々
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ねんねん
ふりがな文庫
“
念々
(
ねんねん
)” の例文
爾来
(
じらい
)
予の明子に対する愛は
益
(
ますます
)
烈しきを加へ、
念々
(
ねんねん
)
に彼女を想ひて、
殆
(
ほとんど
)
学を廃するに至りしも、予の小心なる、遂に一語の予が衷心を吐露す可きものを出さず。
開化の殺人
(新字旧仮名)
/
芥川竜之介
(著)
ここいらで前段に述べた事を
総括
(
そうかつ
)
しておいて、それから先へ進行しようと思います。(一)吾々は生きたいと云う
念々
(
ねんねん
)
に支配せられております。意識の方から云うと、意識には連続的傾向がある。
文芸の哲学的基礎
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
我は心より
畏
(
おそ
)
れ、妻は心より
淫
(
たは
)
る。我父母の為に泣き、妻はわが
父母
(
ちちはは
)
を
譏
(
そし
)
る。
行道
(
ぎやうだう
)
念々
(
ねんねん
)
、我高きにのぼらむと欲すれども妻は
蒼穹
(
さうきう
)
の遥かなるを知らず。我深く涙垂るれども妻は地上の悲しみを知らず。
雀の卵
(新字旧仮名)
/
北原白秋
(著)
念
常用漢字
小4
部首:⼼
8画
々
3画
“念々”で始まる語句
念々切
念々刻々