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忠実
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まめ
ふりがな文庫
“
忠実
(
まめ
)” の例文
旧字:
忠實
何処へでも
忠実
(
まめ
)
にお歩きあそばせば、御贔屓のお方もいかいこと有りまして来い/\と仰しゃるのにお出でにもならず、実に困ります
梅若七兵衛
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
次郎左衛門はもともと士分とも言われぬ小身ものだけに、自分もそのつもりで、始終起ったり坐ったりしながら、
忠実
(
まめ
)
に一同の用を達していた。
四十八人目
(新字新仮名)
/
森田草平
(著)
有松氏はずつと前から、自分の管内にさういふ
忠実
(
まめ
)
な狗が居る事を自慢にしてゐた。で、その日も出迎への俥の先に
蹲踞
(
かいつくば
)
つてゐる
逞
(
たくまし
)
い狗を見ると
茶話:03 大正六(一九一七)年
(新字旧仮名)
/
薄田泣菫
(著)
そんな訳で、奉公したては、旦那が感心するくらい
忠実
(
まめ
)
に働くのだが、少し飽きてくると、もういたたまれなくなって、奉公先を変えてしまうのです。
アド・バルーン
(新字新仮名)
/
織田作之助
(著)
その夜おそくまで岡はほんとうに
忠実
(
まめ
)
やかに貞世の病床に付き添って世話をしてくれた。
或る女:2(後編)
(新字新仮名)
/
有島武郎
(著)
▼ もっと見る
忠実
(
まめ
)
やかなところを見せて置くのが、
当節
(
とうせつ
)
の
商人気質
(
あきゅうどかたぎ
)
、それを右衛門七の手から届けさせて、お気に召すとなれば、だんだんに取り入って、お粂さんと夫婦して暖簾を持つようになっても
新編忠臣蔵
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
ガラッ八の八五郎が
忠実
(
まめ
)
な顔を持って来たのでした。
銭形平次捕物控:071 平次屠蘇機嫌
(新字新仮名)
/
野村胡堂
(著)
忠
常用漢字
小6
部首:⼼
8画
実
常用漢字
小3
部首:⼧
8画
“忠実”で始まる語句
忠実心
忠実々々