応答あしら)” の例文
旧字:應答
言葉を聴いただけではとても解らないその目関垣というものを、お延はただ「へえ」と云って応答あしらっているよりほかに仕方がなかった。
明暗 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
と青月代が、襟をしごいて、ちょっと色身で応答あしらう。
陽炎座 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)