志毘しび)” の例文
かれ天の下治らしめさむとせしほどに、平群へぐりの臣がおや、名は志毘しびの臣、歌垣うたがきに立ちて、その袁祁をけの命のよばはむとする美人をとめの手を取りつ。
そしてすぐに軍勢を集めて志毘しびの家をお取り囲みになり、目あての志毘しびを難なく切り殺しておしまいになりました。
古事記物語 (新字新仮名) / 鈴木三重吉(著)
「それは大工だいくがへただからゆがんだのだ」とお歌いになりました。すると志毘しびかさねて
古事記物語 (新字新仮名) / 鈴木三重吉(著)
あんなやつは後々のために早くほろぼしてしまわなければいけない。志毘しびは今ごろはつかれて寝入ねいっているにちがいない。門には番人もいまい、おそうのは今だとお二人でご決心になりました。
古事記物語 (新字新仮名) / 鈴木三重吉(著)