忌憚はばかり)” の例文
実のうみの母御でさえ、一旦この世を去られし上は——幻にも姿を見せ、を呑ませたく添寝もしたい——我が最惜いとしむ心さえ、天上では恋となる、その忌憚はばかりで、御遠慮遊ばす。
草迷宮 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)