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心気
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しんき
ふりがな文庫
“
心気
(
しんき
)” の例文
旧字:
心氣
いまにその中に巻きこまれてしまうかと思うような
現
(
うつつ
)
なさで、追々、
心気
(
しんき
)
悩乱してとりとめないまでになった。
玉取物語
(新字新仮名)
/
久生十蘭
(著)
何事かあらんと
心気
(
しんき
)
を澄ませて片手の木剣に一念こめて、飛鳥の如く手元へ跳り込んだ途端、ピュッと刎ね返って来た金剛杖の陰の横すくい、ぽんと払えば続いて陽に真ッ向う下ろし
剣難女難
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
「そして又えらう
心気
(
しんき
)
な
御様子
(
ごやうす
)
でおますが、
何処
(
どこ
)
に
御行
(
おゆき
)
やすのどすえ」
夜汽車
(新字旧仮名)
/
尾崎放哉
(著)
御嶽山
(
おんたけさん
)
へでも行った時、よく気をつけて見ていらっしゃい、
石窟
(
いわむろ
)
の閉めきったところで炭火をどんどん起してちぢかんでいると、
心気
(
しんき
)
の弱いものは、たまにこんな死に方をする。
顎十郎捕物帳:06 三人目
(新字新仮名)
/
久生十蘭
(著)
「もうだいぶ
酩酊
(
めいてい
)
ぎみだよ。日も
靉靆
(
あいたい
)
と暮れかかるし、
心気
(
しんき
)
は
朦朧
(
もうろう
)
だ」
新・水滸伝
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
“心気”の意味
《名詞》
心。気持ち。
晴れ晴れしないさま。じれったいさま。辛気。
(出典:Wiktionary)
心
常用漢字
小2
部首:⼼
4画
気
常用漢字
小1
部首:⽓
6画
“心気”で始まる語句
心気臭
心気一爽
心気症的