心惹こゝろひ)” の例文
修道院へ——それは、私が北海道へ旅立つ以前から樂しみ憧憬あこがれてゐた、深く心惹こゝろひかれる一つの眼あてであつた。
処女作の思い出 (旧字旧仮名) / 南部修太郎(著)
お樂は平次の家へ入込みましたが、平次に心惹こゝろひかれて殺す心がにぶり、その代りお靜を殺さうと計畫したのでした。
八五郎は縛られてゐるお篠の痛々しい姿に心惹こゝろひかれながらも、死骸の着物や持物を念入りに調べてをります。