“微咲”の読み方と例文
読み方割合
えみ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
さし入る月は蒼白あおじろおもてを照らして、微咲えみはなお唇に浮かべり。されど浪子はながく眠れるなり。
小説 不如帰  (新字新仮名) / 徳冨蘆花(著)
かすかなる微咲えみの唇に上ると見れば、見る見るまぶたは閉じて、眠るがごとく息絶えぬ。
小説 不如帰  (新字新仮名) / 徳冨蘆花(著)