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復活
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いきかえ
ふりがな文庫
“
復活
(
いきかえ
)” の例文
父の夢は子の胸に
復活
(
いきかえ
)
った。「
金釵
(
きんさ
)
」とか、「
香影
(
こうえい
)
」とか、そういう漢詩に残った趣のある言葉が正太の胸を往来した。
家:02 (下)
(新字新仮名)
/
島崎藤村
(著)
遽
(
にわ
)
かに
復活
(
いきかえ
)
るように暖い雨の降る日、泉は亡くなった青年の死を弔おうとして、わざわざ
小県
(
ちいさがた
)
の方から汽車でやって来た。その青年は、高瀬も四年手掛けた生徒だ。
岩石の間
(新字新仮名)
/
島崎藤村
(著)
庭の草木も濡れて
復活
(
いきかえ
)
った。毎日々々の
暑
(
あつさ
)
で、
柔軟
(
かよわ
)
い
鳳仙花
(
ほうせんか
)
なぞは竹の垣のもとに長い葉を垂れて、紅く咲いた花も死んだように成っていたが、これも雨が来て力を得た。
家:02 (下)
(新字新仮名)
/
島崎藤村
(著)
灰色の雲も低く、空は曇った日、午後から雨となって、
遽
(
にわ
)
かに
復活
(
いきかえ
)
るような
温暖
(
あたたか
)
さを感じた。
千曲川のスケッチ
(新字新仮名)
/
島崎藤村
(著)
高瀬の胸に眠っていた少年時代の記憶はそれからそれと
復活
(
いきかえ
)
って来た。彼は幾年となく思出したことも無い生れ故郷の空で遠い山のかなたに狐火の燃えるのを望んだことを思出した。
岩石の間
(新字新仮名)
/
島崎藤村
(著)
▼ もっと見る
彼はあらゆる草木が
復活
(
いきかえ
)
る中で、やがて来る若葉の世界を待つのを楽みにした。
新生
(新字新仮名)
/
島崎藤村
(著)
“復活”の意味
《名詞》
復 活(ふっかつ)
生き返ること。
廃止、消失したものが再び元の状態に戻ること。
(出典:Wiktionary)
復
常用漢字
小5
部首:⼻
12画
活
常用漢字
小2
部首:⽔
9画
“復活”で始まる語句
復活祭
復活節
復活再生
復活祭前