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御雑煮
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おぞうに
ふりがな文庫
“
御雑煮
(
おぞうに
)” の例文
町井さんは、もうだいぶん病気がよくおなりだから、
明日
(
あした
)
はきっと
御雑煮
(
おぞうに
)
が祝えるに違ないと云って余を慰めた。
思い出す事など
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
クリスマスと新年の祝いも、いつしか過ぎ去りまして、はや今日は
二十日
(
はつか
)
正月となりました。
昨年
(
さくねん
)
の御正月には、御なずかしき御家に上りまして、
御雑煮
(
おぞうに
)
の御祝いに預りました。
みみずのたはこと
(新字新仮名)
/
徳冨健次郎
、
徳冨蘆花
(著)
「もう
直
(
じき
)
御正月ね。あなた
御雑煮
(
おぞうに
)
いくつ上がって」と聞いた事もあった。
門
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
「鼠どころじゃございません。
御雑煮
(
おぞうに
)
を食べて踊りをおどるんですもの」と妻君は飛んだところで旧悪を
暴
(
あば
)
く。吾輩は
宙乗
(
ちゅうの
)
りをしながらも少々極りが悪かった。迷亭はまだ吾輩を
卸
(
おろ
)
してくれない。
吾輩は猫である
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
私
(
わた
)
しも取る年に候えば
初春
(
はつはる
)
の
御雑煮
(
おぞうに
)
を祝い候も今度限りかと……何だか心細い事が書いてあるんで、なおのこと気がくさくさしてしまって早く
東風
(
とうふう
)
が来れば好いと思ったが、先生どうしても来ない。
吾輩は猫である
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
御
常用漢字
中学
部首:⼻
12画
雑
常用漢字
小5
部首:⾫
14画
煮
常用漢字
中学
部首:⽕
12画
“御雑”で始まる語句
御雑作