御陰みほと)” の例文
『日本紀』一に伊弉冊尊いざなみのみこと火神を生む時かれてみまかりましぬ、紀伊国熊野の有馬村に葬る。『古事記』には火之迦具土神ひのかぐつちのかみを生ますに御陰みほとかれて崩りましぬ。
このをお生みになつたためにイザナミの命は御陰みほとが燒かれて御病氣になりました。
神門かんど陰山ほとやま 大神の御陰みほとなり
地名の研究 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
御陰みほとに出現した神の名はクラヤマツミの神、左の手に出現した神の名はシギヤマツミの神、右の手に出現した神の名はハヤマツミの神、左の足に出現した神の名はハラヤマツミの神
またの名は炫毘古かがびこの神といひ、またの名は迦具土かぐつちの神といふ。この子を生みたまひしによりて、御陰みほとやかえてこやせり。たぐり一〇りませる神の名は金山毘古かなやまびこの神。次に金山毘賣かなやまびめの神。