“御臀(おしり)” の例文
下女は心得貌(こころえがお)に起って行く。幅の狭い唐縮緬(とうちりめん)をちょきり結びに御臀(おしり)の上へ乗せて、絣(かすり)の筒袖(つつそで)をつんつるてんに着ている。髪だけは一種異様の束髪(そくはつ)に、だいぶ碌さんと圭さんの胆(たん)を寒からしめたようだ。
二百十日 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)