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御懇
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ごねんごろ
ふりがな文庫
“
御懇
(
ごねんごろ
)” の例文
この邸町、御宅の処で、迷いに迷いました、路を尋ねて、お優しく
御懇
(
ごねんごろ
)
に、貴女にお導きを頂いた老耄でござるわよ。
白金之絵図
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
相「方丈様には初めてお目にかゝります、
私
(
わたくし
)
は相川新五兵衞と申す粗忽な者でございます、
今日
(
こんにち
)
又
御懇
(
ごねんごろ
)
な法事供養を成しくだされ、仏も
嘸
(
さぞ
)
かし草葉の蔭から満足な事でございましょう」
怪談牡丹灯籠:04 怪談牡丹灯籠
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
『吉田休安に服薬方を仰せ付けられ、外科には、栗崎道有を遣わされて、大切に保養せいとあるので、はや退出した。他の高家衆に
介添
(
かいぞえ
)
まで命じられて、随分、
御懇
(
ごねんごろ
)
なお
宥
(
いたわ
)
りであったらしい』
新編忠臣蔵
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
「今の様子ッたら何です、
厭
(
いや
)
に
御懇
(
ごねんごろ
)
ね。そして肩を持つことね。油断もすきもなりはしない。」
婦系図
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
御
常用漢字
中学
部首:⼻
12画
懇
常用漢字
中学
部首:⼼
17画
“御懇”で始まる語句
御懇意
御懇命
御懇情
御懇望
御懇切
御懇談