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御憐愍
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ごれんびん
ふりがな文庫
“
御憐愍
(
ごれんびん
)” の例文
……多分、むかしわが家に仕えていた小者という
御憐愍
(
ごれんびん
)
からではあろうが……容易に、彼を朝廷の謀反人とする儀には、御同意をなされぬのだ。
平の将門
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
特に貧困の者には
御憐愍
(
ごれんびん
)
のお沙汰があるとのことで、精しくしらべあげた調書のなかに、この家のことも書かれてあった、こなたはむろん知るまいが、伊緒どのの評判は
日本婦道記:春三たび
(新字新仮名)
/
山本周五郎
(著)
得たるか如くにてあれはこゝえる人に
衣
(
ころも
)
を下さるをなさけに同じ事なりうゑたるもの食を得たるが如くとあれば
御憐愍
(
ごれんびん
)
の御政事
爰
(
こゝ
)
を以て知るべし
有
(
あ
)
る
時
(
とき
)
常憲院
樣
(
さま
)
五十の
賀
(
が
)
の時何を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
長平は無論に死罪でしたが、長吉の方はまだ子供でもあり、どこまでも親のかたきを討つつもりでやった仕事ですから、
上
(
かみ
)
にも
御憐愍
(
ごれんびん
)
の沙汰があって、
遠島
(
えんとう
)
ということで
落着
(
らくちゃく
)
しました。
半七捕物帳:19 お照の父
(新字新仮名)
/
岡本綺堂
(著)
御
常用漢字
中学
部首:⼻
12画
憐
漢検準1級
部首:⼼
16画
愍
漢検1級
部首:⼼
13画
“御憐愍”で始まる語句
御憐愍令
御憐愍々々