御墓みはか)” の例文
木立こだちわづかにきたる所に、つちたかみたるが上に、石を三かさねにたたみなしたるが、二三荊蕀うばら薜蘿かづらにうづもれてうらがなしきを、これならん御墓みはかにやと心もかきくらまされて
人にそひてしきみささぐるこもりづま母なる君を御墓みはかに泣きぬ
みだれ髪 (新字旧仮名) / 与謝野晶子(著)
亀戸の普門院なる御墓みはかべに水青き溝いまだのこれり
つゆじも (新字旧仮名) / 斎藤茂吉(著)